家を購入するときは、代金を用意できない方は住宅ローンを組んで支払いをしていきます。
中には住宅ローンを組めないような方もおり、色々な理由でローン審査で断られる方がいます。
そんな住宅ローンを組めない方向けの家の購入法法が、セラーファイナンスです。
家の売り主からお金を借りるセラーファイナンスとは?
日本ではローンを組んで家を買うとなれば、金融機関の住宅ローンを利用するのが普通です。
アメリカでは、セラーファイナンスという借入方法もあります。
セラーファイナンスは、住宅の売り主から頭金または販売代金のすべてを借りる方法です。
セラーファイナンスを使うと、住宅の購入者は金融機関ではなく、売り主に対してローンの返済を行います。
クレジットスコアが低く、頭金が用意できず、金融機関から借入できない方向けのサービスがセラーファイナンスです。
信用度の低い方向けのサービスなので、セラーファイナンスでお金を借りれば、住宅ローンよりも不利な契約を交わすことが多いです。
・返済滞納すれば家を出て行ってもらう
・書類作成費など追加費用が発生する
・住宅価格が相場より高い
・修繕費などは住宅購入者負担
お金を借りられる以外には、ほとんど住宅購入者に負担が多い契約内容になります。
セラーファイナンスは、家を売る持ち主に有利な貸付方法です。
家の購入者は、返済滞納なら家を出て行く、そして修繕費も負担するという2つがポイントがあります。
仮に家を購入後に返済できないとなれば、退去しないとならず、故障部分も修繕しないとなりません。
退去後にもとの持ち主に戻ってきた家は、中古住宅ですが、修繕が済んだ家です。
その家をセラーファイナンスで再度売りに出せば、さらに儲けられます。
頭金なしのフルローンのセラーファイナンス
日本でもセラーファイナンスは可能です。
ターゲットとなるのは、フラット35を契約できないような貧困層です。
フラット35は、年収300万円で非正規の方でも審査が通ることが多いですが、フラット35の審査すら難しい方は、住宅は買うべきではありません。
住宅ローンを組めない方で家を買いたい方には、セラーファイナンスは使えます。
セラーファイナンスならば、頭金を借りるぐらいにする方が無難です。
頭金なしのフルローンのセラーファイナンスならば、日本では中古住宅は価格が下がるばかりであり、ローンの支払いが滞ったときに家を売ってもローンは残る可能性が高いです。
まとめ
セラーファイナンスは、金融機関の代わりに売り主から住宅購入資金を借りる方法です。
住宅ローンと同じく、セラーファイナンスでも返済が滞る可能性があります。
そのためにお金を借りるときは、将来を予想して身の丈にあった金額を借りてください。