日本の総人口は、減少の一途ですが、高齢者人口は増え続けています。
現在、65歳以上の高齢者人口は3617万人、総人口に占める割合は過去最多の28.7%となりました。
また、65歳以上の就業者数は、16年連続増加、892万人で過去最高です。
就業率は、24.9%、4人に1人が就業しています。
2013年時点では、20.1%でした。今後ますます上昇が続く見込みです。
いくつになっても、身体が弱り、頭も鈍ってきても働かなあかんのか、しんどいなって思いますよね。
そんな折、建築家の安藤忠雄先生の記事を拝見しました。
安藤先生は、茶屋町、豊崎界隈で度々見かけます。
お見かけする時は大先生にかかわらず、いつもお一人で飄飄と歩いてらっしゃいます。
そんな先生は、現在、がんで5つの臓器摘出するも、79歳で現役バリバリ、一心不乱に生きてらっしゃいます。
一つの内臓が調子悪いだけでも、もっと健康に気を付けたらよかった、これからどうしよう、と過去、未来に思い煩い残りの時間を徒に後悔と不安に生きることとは対照的に、安藤先生は、今を生きています。
「内臓がなくても、生きていけますよ。面白いのがね、中国の方から仕事を頼まれて、『どうして私なんですか』と聞いたんです。『内臓が5つもないのに元気なのは、世界中の建築家を探しても安藤さんしかいない。縁起がいい』と」
古今東西、確実に決まっていること3つ。
①人は必ず死ぬ。
②人生は一回限り
③いつ死ぬかは誰もわからない。
しかし、人間死ぬまで命はあります。
過去の後悔、未来の心配に心を煩うのではなく、永遠につながる今を生き切る。
今日という一日を、全力を尽くして生きていく。
その為に、志が要る、使命感が要る、仕事をとおしてそれを実践したいと考えます。