リノベーションという言葉が一般化してから随分たちますが、具体的な「リノベーション」の指し示す範囲などはまだ知られているとは言えないのが現状です。
リノベーションは、すれば必ず満足できるといったものではありません。リノベーションをするメリット・そしてしないメリット(選択肢)を紹介します。
マンションをリノベーションするメリット
リノベーションをするメリットを、項目ごとに紹介します。
・部分ごとにリノベーションができる
中古マンションを購入したとき、キッチンをリノベーションだけが気に入らなかったとします。キッチンだけのリノベーションなら、50万円から100万円前後の金額でリノベーションができます。
一括で新築マンションの部屋を買おうと思えば、都内なら二千万円以上は下りませんし、他地域でも安い買い物ではありません。
・ローンを抑えられる
生涯雇用制度は日本では維持できていません。また、社会風潮としてもずっと同じ会社・職種にこだわるのではなく転職を視野に入れるよう風潮にもなっています。
そんなときに困るのが、ローンです。ローンは基本的に定期的な収入の継続を前提として組まれるので、転職などの足かせになります。
「費用を抑える」という選択肢は、節約以上の意味があります。
マンションをリノベーションしないメリット
・すぐに住める
マンションをリノベーションすると、住居を見つけてから一ヶ月以上はそのリノベーション作業のため住めません。
その間別の住居に住まわねばならないので、施工費用以上の支出があります。
・資産価値を維持できる
リノベーションはその家庭・購入者のために特化した設計が多く、最大公約数的な受容に沿ってつくられた一般マンションとは違います。
リノベーションをしてしまうと、一般的にそのマンションの資産価値が下がり、売りにくくなってしまうデメリットがあることは、忘れてはいけません。
・耐震性と安全性
リノベーションとは言ってしまえば、間取りの変更です。もともとあるものを変更するのですから、耐震性を保証できないリノベーションが少なくありません。
そうでなくとも、安全性や緊急避難時を考えれば、リノベーションはしない方が得とすら言えます。
まとめ
全てのこと当てはまりますが、メリットしかない買い物はありません。格安のお買い得品ですら、スペースをとるデメリットがあります。
ましてやリノベーションは安い買い物ではありませんので、よくメリット及びデメリットを吟味して実行しましょう。